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中国市場のコンテナ埠頭・物流業のトップ銘柄 - 中国株をはじめるための株式投資入門





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中国市場のコンテナ埠頭・物流業のトップ銘柄



【中国株が分かる株式投資入門】


中遠太平洋(コスコ・パシフィック:COSCO Pachific Ltd)【銘柄コード1199】


<企業概要>


中国最大の海運グループ「COSCOグループ」の香港子会社が権益53.25%を
保有する海運会社です。


94年に香港市場に上場を果たし、世界第五位規模のコンテナリース事業やコン
テナ埠頭の経営を主な事業としています。


<株価情報:2006年12月現在>

取引通貨:HKD      円簡易換算Rate:15.06
現在値                   17,300 (260,538 円)
PER          14.52倍    
売買単位                     2000    
時価総額                     38422 M


<プライスポイント>

中国の物流量は、ここ数年急激に伸びております。
それに伴って中遠太平洋が取り扱うコンテナ埠頭の量も急激に拡大しています。


また2003年に日本郵船との合弁で大連に自動車埠頭有限公司を設立し、30%の
権益を確保したほか、COSCO傘下の系列物流会社で、船舶代理やフォワーディ
ング、第三物流事業を全国展開する中遠物流を買収するなど、総合物流企業を
目指す動きも見せているので、今後益々事業拡大に向けた活動が旺盛になるこ
とが予測されます。

主力であるコンテナ埠頭業務や、物流業務が拡大するにつれて、コンテナリース
も、自動的に増加する仕組みが形成されています。


コンテナは動産なので、回収した後に、他の取引先に転リースする事ができます。
ですので、不動産担保を多数抱える金融機関より不良債権化に対するリスクが非
常に低いのも魅力の一つです。


埠頭、コンテナリースの2大事業で、他社の追随を許さない地位を既に確立して
いますので、競争力に関しては全く申し分ない企業です。


<マイナスポイント>

短期的には、中国経済・対中投資の過熱によるバブルが崩壊し、物流量が急激に
冷えこんだり、権益の時価が低下することは今後十分にありえます。


物流とコンテナ埠頭権益に収益を依存する体質である為に上述したリスクを無視
する事はできません。


総合物流業への事業展開によって事業規模の拡大が進行していますが、今後中国
政府がWTO加盟公約に基づく物流業界の規制緩和を進めるにつれ、国内外企業と
の競争が激化することは避けられないように思われます。


それ以外の懸念材料としては、コンテナのリース先が倒産したり、不良債権化す
ることも十分注意する必要があるかと思います。




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