中国株投資をおこなう上で、警戒しなければならないリスクの中でも最も大きなものが、中国
政府による政策いや、中国政府そのものかもしれません。
以前、中国に巨大な生産ラインをもつ某大手家電メーカーに勤める方から直接伺った話なの
ですが、日本人からすると考えられない程、政治の力が強く、昨日までOKだったことが突然
NGとなり、何度も大きな損害をこうむったそうです。
そして、官僚の胸先三寸で物事が決まるとことがあるので、取引ルールがころころと変わり、
その度に、業務に関する一連の流れを変更せざるえないので、それに掛かる労力が大変で、
やるべき仕事の足枷になってしまい先に進まない。
上述したことが、日常茶飯事に起こるので、この方いわく、いくら日本の官僚が世間でいわれ
ている通り、融通の利かない組織であったとしても、中国と比べれば、百倍ましだそうです。
とにかく、中国政府の政治の力の強さがハンパじゃないのだそうです。(中国株投資するので
あれば、中国政府の動向を必ずチェックしましょう)
そして、政治の次に不安視されているのが金融不安で、国営銀行は利益の追求よりも経済の
発展させることを優先させるので、財務状況がかなり酷い状態にあると推測されています。
今後これらが、引き金となって一気に金融不安を誘発する可能性が無いとはいえない状態に
ありますので、十分注意する必要があるでしょう。(中国株投資を行うのであれば、中国中央
銀行の要人の発言には常に注意して下さい)
また、中国本土の企業は、元々、経済効率とは程遠い国営企業で、それが国有企業となり、
西側企業の経営手法や、情報公開姿勢を取り入れ始めているとはいえ、国際基準に準拠
しているとは、残念ながら、やはり、考えにくいです。
世界一厳しい米国株式市場に上場している企業であれば、厳しい情報公開を義務付けられて
いるので、信頼性が高いのですが(最近かなりおかしなことになっていますが・・・・・)それ以外
の企業が発表する公開情報を、そのまま鵜呑みにするわけにはいきません。
それと、今後内乱やテロが頻発する可能性もあります。中国政府と、
中国中央銀行の動向を
常にチェックすることを怠らないように心がける必要があります。
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