【中国株が分かる株式投資入門】
最近、「上海市場が過剰に評価されるぎている」といった声を良く
聞くのですが、もしこのまま上昇し続けるのであれば、バブル化
に歯止めをかける政策を実施する必要があります。
とはいっても、すでに今年に入り
中国当局は十分すぎるほど、
政策金利の追加利上げを実施しております。
しかし、加熱した市場を落ち着かせることはできていません。
そんな中、中国では、不正資金の域外流出に加担している業者
である地下銀行に対する取り締まりが強化されています。
ある意味、異常なまでに厳しい外貨交換規制を導入している中国
では、適格国内機関投資家(QDII)以外の対外証券投資が残念な
がら未だに認められておりません。
こうしたことから、実際は地下銀行を通じて資金が流出している
状態で、香港市場が活況であることから、今年に入ってからは、
こうした不正資金の香港流出が一段と加速しているようです。
なによりも、本土の資金が本土外に流出することに危機感をつ
のらせている中国当局が黙っているわけがありません。
こうしたことを防ぐため、香港に近い深セン市では、地下銀行を
摘発したり、預金引き出しを制限しているようです。
そして、正規ルートによる対外投資を促しながら、過熱感のある
香港市場を冷却する狙いがあるようです。
今年の8月に香港市場への直接投資のプログラムが完成したこと
が報道され、いよいよ香港株直接投資が解禁されるのかと思って
いたのですが見送られることとなりました。
中国当局は、本土投資家のリスクを軽減するためにも、ある程度
解禁前に高騰した株式相場をある程度調整させておく必要がある
と判断したと思われます。
応援よろしくおねがいします。
FC2 ブログランキング
人気blogランキングへ
株式投資を検討する前に各機関からの正式な開示
情報を必ずご確認下さい。サイト内の誤字、誤配信
を含め、一切の責任を負いませんのでご了承下さい。
資産運用の為の株式投資入門
PR