今月18日中国人民銀行は、人民元の変動幅拡大と利上げを急遽発表しました。
ロイターの記事によりますと、週明けの市場の見通しについて、アナリストの間で
は、一時的には元高・株安に振れ、不安定な展開になる可能性があるも、長期に
対する見通しについては変わらないとの指摘が出ているもようです。
今回のこうした措置については、以前から懸念されていた、貿易保護主義に傾く
米議会への配慮や、中国国内銀行の融資抑制、急激な株高に対する警鐘を意図
したものであることから、象徴的な意味合いが強いと指摘しております。
エコノミストは、以下のとおり今回の件に関して自身の見解を述べております。
「(元の変動幅拡大は)短期的には中国の外為
市場に影響し、ボラティリティーが高まるだろう」
「ただ元は、これまで変動幅の限界を試したことはなく、
今回の変動幅拡大は、象徴的なものにとどまる」
また、今回の変動幅拡大により、1日の変動幅は上下0.3%から0.5%となりますが、
中国人民銀行はこれまで通り、取引開始前の基準値設定を通じて元の上昇ペース
を管理することができるとされております。
元は年初からすでに1.8%上昇しており、ロイターの記事によりますと、一部では年
5%%の元高を予想しております。
こうしたことから、一部では、年内にもさらなる変動幅の上昇を迫られることになるで
あろといった声があがっております。
「以下の記事より引用」
(ロイター)
『中国の金融市場、元変動幅拡大で短期的には不安定な展開も』
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20070521-00000499-reu-bus_all
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