中国の国家プロジェクトの代表として以下3つになります。
(1)西気東輸 (2)西電東送 (3)南水北調
2003年以降急激な経済成長によって中国は一時深刻なエネルギー不足に陥りました。
特に経済発展が著しい
上海や深セン、北京などの主要都市では成長の足かせになって
おり、これらの政策はこうしたエネルギー不足に対処したものです。
今回は、(1)西気東輸について解説させていただきます。
まず、西気東輸とは、ウイグル地区に巨大な埋蔵量が確認されている天然ガスを上海
までパイプラインを結んで運び、ガスで発電を推進するものです。
パイプラインは6000キロにも及び、総工費は1兆6千億円になり、プロジェクトの壮大
さがお分かり頂けるかと思います。
依然として中国は70%程度を石炭発電に頼っていますので、環境汚染に関しても懸念
されております。ですので、クリーンな天然ガス発電は、環境汚染の問題解決としても
期待されていますので長期にわたって取り組まなければなりません。
ですので、こうした国家的なプロジェクトに取り組む企業というのは長期的な経済成長
が期待できます。日本でも東京オリンピック開催前まではプレハブに毛が生えたような
程度の企業がその後にゼネコンのトップ企業にのぼりつめています。
同じように、北京五輪はすでにおわっていますが、これから本格的な経済成長を加速
させるためのプロジェクトが山積みされています。
ですので、もし、今後中国株で
株式投資をするのであれば、こうした事業の関連企業
に
投資することで長期的に運用することが期待できます。
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