香港金融管理局のジョセフ・ヤム長官は、香港株式市場に上場
する中国企業の存在感が増していることに対して一定の評価を
くだしていましたが、ここ数年でこうした傾向が強まっています。
そして、今後より一層変動の激しい中国株式市場の影響が香港
株式市場に広がるリスクがあることに警告しております。
ジョセフ・ヤ長官は、香港特別行政区立法会に向けたプレゼンテ
ーションでも、香港株式市場で2月下旬の調整は、中国市場の
調整の影響を受けたものだと厳しく指摘してます。
こうした状況の背景には香港市場に上場する本土系企業の時価
総額が拡大していることなどが大きな要因とされております。
ジョセフ・ヤ長官はまた、香港市場が中国の影響を受けるとみら
れるその他の要因についても容赦なく指摘しております。
具体的な懸念観測として、今後数年間の間に中国で内需が低下
した場合、香港の輸出や観光などの産業が、大きな打撃を受け
る可能性があると述べたもようです。
しかし、中国の為替改革や固定資産投資の動向による影響に関
しては比較的軽いと楽観的見解を述べてます。
上述したことからも分るとおり、中国の本土企業の影響が日増し
に高まっているので、今後も十分注意が必要です。
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