数年先の株価を予測することができれば間違いなく億万長者になれると思います。
しかし、残念ながらそんなことは不可能です。
これまで多くの方が2010年までは中国株式市場は成長し続けると予想していたわけ
ですが、予想は大きく外れています。
中国株式市場に限らず、株式市場を支配しているのは機関投資家などの大口ですので、
個人投資家は常に大口の動きに翻弄され続けることになります。
ですので、大口の動きに対しては常に警戒しなければなりません。
相場のトレンドが急変する場合の多くが大口のポジション整理によるものです。
例えば北京五輪を前に大きく下落したことによって、中国の個人投資家の多くはパニック
となり、相場は大きく下落することになったわけです。
恐ろしいことに昨年の今頃までは、まるで未来の株価を予測できるかのように錯覚して
いました。「2010年は駄目でも、北京五輪までは上昇続ける」と、いった具合にです。
最も、株価の底や天井を事前に知ってしまったら一方向に相場は進むことになります。
当然のことながら、これでは株式市場が成り立ちません。
実際の株式市場は市場参加者同士の欲望のぶつかり合いで成立しているわけですから、
極端に悲観的になる必要はありませんが、常に相場の動きを警戒する必要があります。
上述したように、ファンドをはじめとした機関投資家などの大口の動きは意識しなければ
なりません。二季報で購入する銘柄の大口の投資家を必ず確認してください。
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