これまで、株式投資の世界では長期投資が株式投資の本道であり、短期投資を低く見る
ようなところがありました。依然として、こうした傾向が強いです。
人によっては証券会社から紹介されるまま銘柄を購入してしまうので、企業業績どころか
株価チャートすら見ないで投資する方も少なくありません。
2004年以降、中国株式市場は加速的に成長してきましたが、今年に入ってからブラック
マンデー時の日本と同じような状況になるのではないかと危惧されるまで暴落しました。
今現在、株安と円高化に歯止めが掛かったことにより日米の株式市場は回復に向かって
いますが、同様に中国株式市場も回復の兆しをみせはじめています。しかし、もし、何も
考えずに投資していたらきっと痛い目にあっていたのではないでしょうか?
去年の10月くらいに中国株ファンドに投資をはじめた人の中には3分の1程度まで下落した
人も少なくないのです。ここまで、大きく変動する大きな要因としてあげられるのが基本的
に中国の投資家は短期投資の傾向が強いことです。
これはと思った瞬間に即決して行動を起こしますので、一気に相場が動きます。特に中国
株式市場は流動性が高いので、その動き方も半端ではないのです。
ですので、中国株への投資スタンスを長期投資とすること自体は決して間違いではないの
ですが、長期投資=何もしないということではないことを肝に銘じる必要があります。
やはり、同じ銘柄に投資するにしても、年に数回は売買した方が良いでしょう。こうすること
により大きく相場が混乱した時にはリスクを回避することにもつながります。
投資する銘柄のくせを掴むことも出来ますし、投資先の企業についても客観的に見ること
ができるので良いかと思います。そして、遅くても年内に中国経済がバブル崩壊すると
予測が広がっていますので、なおさらのこと注意が必要です。
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