上海万博の２０１０年まで中国市場は大きく成長するという大方の予想
を裏切る格好で中国株式市場は指数を大きく下げています。
北京五輪が開幕する前に大口のポジションは整理され、大きく下落
したところを個人投資家が後追いする格好で急落しました。
特に香港市場は日本の株式市場と異なり値幅制限がないので、１日
で半分近く株価が下落する場合もめずらしくありません。
基本的に香港を含めた中国の投資家は気が短いので、日本の投資家
からは考えられない程おもいきりの良い売買を行ないますので、大きく
変動する場合は極端から極端に動きます。
日本同様に、業績が大きく悪化する場面や、経営者が社会的信用を
失うような事件を起こすといった場合は容赦なく売られます。
業績が大きく好転したり、業界全体を揺るがすようなＭ＆Ａが発表さ
れる場面では大きく買われることになります。
このため、香港市場では株価が大きく変動することが予想される材料
が出る場面では、企業側は取引所に取引を一定期間停止することが
できます。もちろん簡単には認められませんが・・・・・。
ちなみに上海市場、深セン市場では前営業日の終値から上下10％に
制限値幅が設けられています。ですので、価格帯に関係なく、ストップ
高、ストップ安が一律で前日比±10％に設定されています。
こうした点を考慮した上で中国株を取引される必要があります。
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