これまでいたるところでH株とA株の価格差が広がることについて懸念
されてきましたが、昨年ころからようやく、早急に対応する必要がある
との認識を香港特別行政区の要人が腰をあげはじめました。
そして、この問題については本格的に中国政府と協議しているので、
温度差はだいぶ縮まっているように思われます。
これまでであれば、どちらか一方が声を荒げるといった感じでしたが、
H株とA株の格差が深刻な問題であることは共通の問題となってい
ますので、今後改善に向けた動きが本格化することを願います。
そして、懸念材料としては、去年の段階で中国政府は適格国内機関
投資家制度(QDII)を通じて、中国国内から香港への秩序ある資金流
出を促しているとも指摘されていた点です。
世界的な金融危機により、大きく指数を下げっているだけに、今のうち
に改善すべき点は改善しなければななりません。
A株とH株の裁定メカニズムを確立すべきという認識は持っているよう
なのですが、大きな効果は今のところ見られません。
北京五輪を終えた今、残されたビックイベントは上海万博だけですが、
北京五輪ほどは大きなインパクトはありません。
ですので、中国株式市場全体かつてのような成長を期待することは
できませんので、細かい問題点を修整する必要があります。
そして、本格的に海外投資家への開放が期待されます。
PR