中国証券監督管理委員会(CSRC)は今後近い将来、今現在中国株式市場に
上場する企業による社債発行の認可を開始する方針を固めたもようです。
また、ロイターの記事によりますと、中国株式市場および中国経済に精通した
アナリストの間では、社債市場の拡大に大きな影響を与えるとしています。
中国証券監督管理委員会の范福春・副主席が国内の金融フォーラムで明らかに
したとされているので、全く根拠のない話ではございません。
一方のアナリストの間では、中国株式市場に上場している企業の社債発行を
促すためとして、中国政府が年内にも社債発行に関する規制に対する枠組み
を変えるのではないかと予想しております。
今現在中国市場では、期間1年以上の社債を発行する場合、国家発展改革委員会
(NDRC)の認可が必要とされております。
上場企業の転換社債の発行認可はCSRC、1年未満の社債の発行認可は中国人民
銀行(中央銀行)が、それぞれ担当しております。
そして、国家発展改革委員会による社債の発行認可に時間がかかることで、国内
社債市場の発展を妨げていると批判する声も一部ではあがっているもようです。
現在、国内企業が社債発行枠の認可を受けるには通常12─18カ月かかるので、
これですと、資金調達手段として有効な手段とは到底いえません。
当然のことながら、こうした国家発展改革委員会による厳しい発行基準を満た
せるのはごく一部の大企業に限定されてしまいます。
国家発展改革委員会が毎年発表している年間の社債発行総額の枠が廃止されるとの
見方が出ておりますが、中国債券市場が活性化される今後の動きに期待します。
<以下の記事より引用>
(ロイター)
『中国証券監督管理委、上場企業の社債発行認可を開始へ』
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20070528-00000543-reu-bus_all
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