北京五輪が終わり、世界的な金融危機の影響から経済成長の勢い
は鈍化していますが、中国の高い経済成長は続いています。
こうした経済成長を支えているのが、地方から出稼ぎに来ている身
でありながら過酷な労働を課せられている末端の労働者達です。
こうした労働者の多くが時間超過で労働を課せられており、業種に
よっては非常に危険にさらされていることも少なくないことから、常
に事故がたえず問題視されておりました。
こうしたことから今年から中国政府は政府傘下の中央企業の事故
防止や生産の安全性を図るための管理体制を強化します。
実際に国務院国有資産監督管理委員会は、今年から中央企業の
主要事業と生産に関するリスクを3つに分類しています。
こうすることによって、当局側は実際の労働現場の危険度に合わ
せた監視および管理体制を整えるもようです。
今現在、中国国内に石炭や
石油、電力、電気通信など、主にイン
フラ産業を中心とした中央企業が、約150社ほどあります。
今後は、事故発生によって経済活動や市民生活が深刻な影響を
受けないようにすることを目的に、新制度が施工されます。
中国は、ここ数年で都市部に住む人達と地方で生活する人達の
格差が急速に開いています。これまで中国当局は、経済成長を
優先させてきた影響が色濃くでています。
今後は農業関係者を支える政策が実際に実施され、自給率を高
めて食品需要に対応することが求められています。
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