北京で開かれた来年の経済政策を決める中央経済工作会議にて、
従来実施されておりました安定的な金融政策を10年ぶりに転換し、
来年から融資総量規制など引き締め策に乗り出すようです。
サブプライムローン問題が浮上したことにより、8月、9月と世界
中の株式市場は大暴落することになりました。
しかし、そんな姿を横目で観ながら中国株式市場は9月に入ると
再び最高値を連日のように更新しました。
しかし、10月以降株価は調整局面に入っており、北京五輪を来年
に控える中、過熱する中国はマクロ経済をソフトランディングさせた
い意向にあることから引き締め政策が本格化します。
過大な投資の抑制策として新規開発プロジェクトに対する融資を
抑える総量規制をはじめ様々な規制が敷かれることとなります。
これまでもインフレ化を警戒し、目を光らせておりましたが、物価
も穀物や食肉などの供給源確保と価格監視が強化されます。
いつかは必ず引き締め策が強化されると思ってはいたのですが、
正直ここまで早く実施されるとは思っていませんでした。
今後は、国家的な大規模プロジェクトは控えられることになるの
であれば、後退を迫られる企業・業界もでてくると思います。
来年は中国市場にとって大きな転換期を迎えることとなりそうです。
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